こんにちは春日部デンタルクリニックの佐野です。
コロナの感染拡大防止でマスク生活も半年以上に及び、ここにきて定期的に通って何とか口腔内を維持してきた患者さんのお口にトラブルが発生している気がします。
マスクの影響は口呼吸を促す、唾液分泌量の低下により虫歯や歯周病の進行を助長するなどのデメリットもあります。あと今年に入ってから粘液嚢胞での受診率の高まりが多い気がします(あくまで主観なのでエビデンスはありません)お口の動きも制限されたりお話しする機会も減少など色々考えられる要因はありますがお口の潤滑剤である唾液の減少も一因では無いかと思う今日この頃です。
唾液は外界からウイルスや細菌などから守る作用以外に潤滑作用、食塊形成作用、再石灰化作用、自浄作用など多岐に渡ります。
対策としては出来るだけお口を潤すよう水分摂取やうがい、咀嚼を良くする、お口を動かす、鼻呼吸を心がける、唾液腺マッサージなどです。個人個人によって唾液の成分は異なり一概には言えませんが唾液分泌量の低下は色々なトラブルを起こす要因になります。
当法人は摂食嚥下にも取り組んでおりますが、唾液って重要だなとつくづく思います。