こんにちは春日部デンタルクリニック院長の佐野です。最近ニューズでも話題になっている新型コロナウイルスの肺炎感染ですが、我々が口腔ケアや嚥下リハで予防している誤嚥性肺炎とは別のものになります。
肺炎の種類は細菌性肺炎、ウイルス性肺炎、非定型肺炎の3つに大きく分けられます。
今話題の新型ウイルス性肺炎はその名の通り、ウイルスによる感染で根本的にやっつけるワクチンが無く感染力や致死に至るパーセンテージも高く、その症状に対する対症療法しか出来ない為、脅威とされています。
誤嚥性肺炎もいくつか種類があり、最近感染の無い胃酸や胃内容部による化学性肺炎、細菌感染による細菌性肺炎、液体、固形物に誤嚥によって惹起される物理的閉塞などがあります。
さらに感染場所や感染組織によっても分類があり、一概に肺炎と言っても様々な病態があり対策が困難なのだと思います。
報道でも言われているように手洗い、うがい、アルコール消毒を徹底し、咳などの症状が出たら感染を拡大しないようマスクをしっかり着用するようにしましょう
* 健康長寿ネット、参考文献 在宅医療の技とこころ 南山堂