こんにちは春日部デンタルクリニック院長の佐野です。
先日、小児の患者さんで面白いやり取りがあったのでご紹介します。
小学生の患者さんで乳歯が抜けないため、永久歯が変な所からはえてしまった症例です。
前にも乳歯を抜いた事があったのですが、本人は「抜くの~」と
あまり乗り気ではありませんでした。
そこでお母さんがナイスアシストです!
『○○ちゃんその子どもの歯いつ抜くの?」と突然言い出しました
○○ちゃん
「今でしょ!」
なんか小学生で流行っているらしく条件反射、渋々抜く事を覚悟してくれました。
前にも抜いた事があったのでお手のもの、あっさり抜歯は終了しました。
虫歯は人間の他の臓器と違い自然治癒力が無く放置しても免疫力で治ることはありません。
早期治療で削って詰めることも重要ですが、
削っても詰めても所詮人工物で置き換えるだけなので、天然の歯にはかないません。
虫歯や歯周病になるまでに予防処置や適切なケアをすることが何より重要なのは間違いありません。国は社会保障費が年々増加しているにも関わらず、
予防医療に関する取り組みが甘いとしか言いようがありません。
予防処置を受けにくるような社会になる事を願って
『いつ歯医者行く?」
『いまでしょ!」
