こんにちは春日部デンタルクリニック院長の佐野です。
最近フロスもきちんとして磨いているのにすぐに虫歯になってしまうという患者さんがいらっしゃいました。
虫歯のリスクは遺伝的な要因と環境要因によるもので決まります。
これは遺伝的な要因によるものが多く、汚れが溜まりやすい歯並びや形態、唾液の緩衝作用や殺菌効果、免疫細胞の要因が複雑に絡み合って出てしまった結果と言えます。遺伝子の研究でそのリスクファクターに関しては進んでいるようですが、まだ実用化される画期的な新しい治療法はまだ確立されていません。
ですので、こちらでコントロール出来る環境要因の部分を頑張るしかリスクを軽減することは出来ません・・・ズバリ「プラークコントロール」です。
プラークコントロールは歯垢を機械的に除去することで、歯ブラシやその他の清掃用具を使って行います、以前からお伝えしていますがこれを頑張ることが原因療法になります。
我々の普段行なっている処置は失ったものを人工物で置き換えるただの補綴治療とよぼれるもので虫歯を治しているわけではありません、虫歯菌を減らすことが治療に当たりますので歯科医院での処置が終わった後のプラークコントロールによる治療こそ頑張るのが重要です。