こんにちは春日部デンタルクリニック院長の佐野です。
今回は最近、良く質問を受けるのですが治療の間隔についてです。
歯科治療は一度の来院で終わることは少なく、何度も来院するのが面倒な方も多いと思います。治療期間が長くなってしまう原因は日本の医療制度に様々な縛りがあるのも要因でもあります。
特に歯周病の治療の場合は検査をして、歯茎の上の歯石を分けて取って、1週間以上開けてまた検査をしてから深いところの歯石とりを6回に分けてして・・・・とかなりの回数と時間がかかります。これは臨床的な意味がある面もありますが、保険制度という縛りの部分もあるため保険でやる場合には守らなければなりません。
あとは補綴では特殊な技工という操作が入るため、型取りから完成まで時間がかかってしまうため最低でも2度の来院が必要になることがあります。
現在ではセレックと呼ばれる即座にコンピューターで画像を分析して削り出す装置も出来て導入されている医院も多いですが、まだ型取り→技工所という流れは変わるには時間がかかりそうです。
まとめますと
歯周病治療 検査や期間、診療部位の縛りが多いため、1週間に1回
回数も期間もかかる
補綴治療 型取りして技工所で作るので、物によっては完成まで時間がかかる
入れ歯の場合は週1でも1ヶ月程度
インプラント 手術から上物が入るまで4〜6ヶ月かかる
削って詰める治療 1回で終わる 間隔も開けなくて良い
根の治療 感染除去の進行度合いや症状によるがそんなに期間を空けなくでも良い
個人的には出来るだけ1回で早く終わらせてあげたいです・・・